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【11月17日 Xinhua News】中国江蘇省(Jiangsu)の南京博物院が所蔵する「金縷玉衣(きんるぎょくい)」は、2447枚の玉片を金糸で縫い合わせたもので、極めて複雑な技術で制作されている。前漢時代の墓から見つかり、発見時には遺体を覆っていた。

 被葬者の人体各部に基づき厳密に計算された玉片は、それぞれ異なる大きさや形状に精密に加工されている。玉片の各角には小さな穴が開けられ、金糸で衣服の形に縫い合わせている。漢の時代の人々は、皇帝や諸侯、貴族たちが「玉衣」をまとうことで死後も永遠に肉体を保ち続けられると信じていた。(c)Xinhua News/AFPBB News