【11月15日 CNS】中国・河南省(Henan)禹州市(Yuzhou)の小学校で、7歳の女子児童が同校の児童に数十枚の紙きれを目の中に挿し込まれた事件が発生した。これを受けて市教育体育局は12日、状況説明を行い、事件を起こした学校の校長と担当教諭に反省文を書くように求め、全市に通知したとしている。また、同校に対して安全管理制度を改善し、再発防止の徹底と管理監督を強化するよう求めている。

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 報道によると、禹州市に住む李さんは少し前、娘の目の中からときどき細かな紙きれが出てくることに気がついた。そして9月29日から現在に至るまでの1か月余りの間、病院で何度も診察を受けた李さんの娘の目の中から次々と数十枚もの紙きれが取り出された。

 李さんの娘は今年7歳で、当地の磨街郷(Mojie)大澗(DaJian)学校の小学部の2年生。問題を起こしたのは、同校の3人の児童だ。2人が娘の体を押さえつけ、もう一1人が娘の目の中に紙きれを挿し込んだとされる。李さんは娘の身に起こった事件に心が痛み、目に後遺症が残らないか心配している。

 李さんの娘は先月11日から14日まで市内の病院で検査を行い、15日に入院した。学校側は入院期間中、2人の教師を終始付き添わせ、治療費を立て替えたとしている。

 そして今月12日、李さんの娘の目に異常が無いことを確認した上で関係者が協議した結果、それぞれが責任をもって賠償することで合意し、サインした。(c)CNS/JCM/AFPBB News