【11月14日 AFP】(更新)中国国営メディアは14日、香港政府が今週末、外出禁止令を発する見通しとの報道をツイッター(Twitter)上に投稿したものの、その後削除した。

 激烈な国家主義的論調で知られる共産党機関紙系の環球時報(Global Times)は英語版の公式ツイッター(Twitter)アカウントに、「#HKSAR(香港特別行政区)が週末、夜間外出禁止令を発令する見通しだ」と投稿。ツイートは30分余りの間表示されていたが、その後消えてしまった。

 環球時報は匿名の情報筋の話として伝えていたが、同紙編集者の胡錫進(Hu Xijin)氏はツイートの削除直後、情報の取り方が「不十分」だとして削除を要請したとツイート。

「情報入手の経緯を確認したところだ。この情報は、スクープの裏付けとしては不十分だというのが私の結論だ」と書いた。

 香港警察は、外出禁止令をめぐるうわさについて、決定権が林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官にある以上コメントする立場にはないとしながらも、「香港の治安と秩序を回復するという目標を達成するため、われわれの助けとなり得るあらゆる新措置を歓迎する」と述べている。(c)AFP