【11月14日 AFP】来年1月にオーストラリアで行われる男子テニスの国別団体戦、ATPカップ(ATP Cup 2020)に出場する残りの6チームが14日に発表され、グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov)を擁するブルガリアなどが名を連ねた。

 セカンドエントリーの期限である11月13日時点のシングルス最高位選手のランキングに基づき、ブルガリアの他にはチリ、ポーランド、ウルグアイ、モルドバ、ノルウェーの出場が決まった。

 それ以外の18チームは9月に発表されていたが、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)が欠場を表明したため、後にスイスは除外された。

 新設のATPカップは、シーズンの四大大会(グランドスラム)初戦、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)の前哨戦として来年1月3日から同12日にかけて開催予定。出場24チームは6グループに分かれ、ブリスベン(Brisbane)、パース(Perth)、シドニーの3都市でそれぞれ試合を行う。

 各チームは最大5選手で構成され、ラウンドロビンを勝ち上がった8チームがノックアウト方式の決勝トーナメントに進む。各カードはシングルス2試合、ダブルス1試合の形式で行われる。

 フェデラーを除くトップ30のほぼ全員が出場予定で、賞金総額は2200万豪ドル(約16億円)、選手はシングルスで最大750ポイント、ダブルスで最大250ポイントのATPランキングポイントを獲得できる。

 ATPカップのグループステージの組み合わせは以下の通り。

■グループA(ブリスベン):セルビア、フランス、南アフリカ、チリ
■グループB(パース):スペイン、日本、ジョージア、ウルグアイ
■グループC(シドニー):ベルギー、英国、ブルガリア、モルドバ
■グループD(パース):ロシア、イタリア、米国、ノルウェー
■グループE(シドニー):オーストリア、クロアチア、アルゼンチン、ポーランド
■グループF(ブリスベン):ドイツ、ギリシャ、カナダ、オーストラリア

(c)AFP