【11月17日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)で12日、恒大新エネルギー車(NEV)グローバル戦略パートナーサミットが開催された。同市の温国輝(Wen Guohui)市長はじめ、恒大集団(Evergrande Group)の許家印(Xu Jiayin)董事局主席、独FEVグループのシュテファン・ピッシンガー・グローバル最高経営責任者(CEO)、独EDAGグループのコジモ・デ・カルロ・グローバルCEO、スペインのゲスタンプ社のフランシスコ・ロペス・ペーニャ・グローバルCEO、イタリアのピニンファリーナ社のシルビオ・ピエトロ・アンゴーリ・グローバルCEO、独ボッシュグループのシュテファン・ザイベルト新興市場グローバルCEOら、世界の自動車産業のエンジニアリング技術、デザイン設計、製造設備、部品、発電機、電池などの分野から、トップ企業206社のCEOと幹部ら1100人余りが出席した。

 今回のサミットにはドイツ、英国、フランス、オーストリア、イタリア、スペイン、日本、韓国、米国などの国々から、自動車産業のトップ企業206社が勢ぞろいした。世界トップ500社に名を連ねる企業も13社含まれ、世界の自動車工業史上においても特筆すべき一大盛事となった。

 許氏はサミットで、恒大集団は新エネルギー車に3年間で総額450億元(1元=約16円)の投資を予定しており、今年は200億元、来年は150億元、再来年は100億元を投資すると発表した。中国とスウェーデンおよび「一帯一路(Belt and Road)」沿線諸国に10カ所の生産基地を設置し、最高級、超豪華、豪華、デラックス、快適、クラシックなど各種グレードおよびセダン、SUV、MPVなどの全モデルを網羅した、15の新モデルを同時開発し、製品ラインのフルカバーを実現すると説明した。同社のNEVブランド「恒馳」シリーズ第1弾のモデル「恒馳1」は、来年上半期に発売を開始し、2021年には「恒馳」のすべてのシリーズが次々と全面量産体制に入るという。

 今回のサミットでは、恒大とボッシュ、マグナ・インターナショナル、コンチネンタル、ZFフリードリヒスハーフェン、ティッセンクルップ、ジェイテクト、BASFなど、世界トップ60社の自動車部品大手が戦略協力協定を締結し、世界トップクラスの自動車部品サプライチェーンシステムが構築された。(c)Xinhua News/AFPBB News