【11月13日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2019)は12日、3日目が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)に7-6(7-2)、6-3で勝利し、7度目の大会制覇へ望みをつないだ。

 10日に行われたラウンドロビンの初戦で第5シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)にストレート負けを喫したフェデラーには、大きなプレッシャーがかかっていた。

 この日も本調子ではなかったが、第2シードに入ったノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との初戦で3ゲームしか奪えなかった初出場のベレッティーニには手に負えない相手だった。

 四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーは、ティエムに敗れた後も冷静さを保ち、前向きでい続けようとしたと明かした。

「落ち込みすぎる必要はない」「選手はここで3試合をプレーし、持っているものを出し切る。この大会に出るのが今季の大きな目標だったし、オフも1日あった」「(ティエム戦は)すべてが悪かったわけじゃないが、もちろんものすごく細かく見れば、そういうふうにも取れる」「準備はできていたし、きょうは覚悟が決まっていた。それが最も重要なこと」

 同組のもう1試合では、ティエムがジョコビッチに6-7(5-7)、6-3、7-6(7-5)で勝利。1勝1敗同士のフェデラーとジョコビッチは、4強入りを懸けて最終戦で対戦する。(c)AFP/John WEAVER