【11月12日 AFP】中国で11日、世界最大のショッピングイベントである「独身の日(Singles' Day)」のネット通販セールが実施され、売上額が過去最高となった。経済の減速や米国との貿易戦争をめぐる懸念があったにもかかわらず、国営メディアは高まる中国の経済力を示すものと評している。

 電子商取引(EC)大手アリババ(Alibaba、阿里巴巴)によると、同社のプラットフォームにおける24時間セールでの売上額は383億ドル(約4兆1800億円)に達し、過去最高だった昨年を26%上回った。

 だが伸び率は2017年の39%、昨年の27%に比べてわずかに鈍化した。

 国営新華社(Xinhua)通信は、かつて輸出向けの製造業に依存し、「世界の工場」として知られていた同国が世界的な力強い消費市場に進化したことを「独身の日」の成果が証明しているとし、「市場のあるところに未来がある」と評した。(c)AFP