【11月11日 Xinhua News】中国の電子決済サービス「支付宝(Alipay、アリペイ)」を運営する螞蟻金服(アントフィナンシャル、Ant Financial)は6日、中国国内の外国人観光客向けにアリペイ海外版のサービスを開始したと発表した。

 アプリをダウンロードして海外の携帯電話番号で登録し、ミニプログラムを開いて身分認証をするだけでサービスの利用が可能になる。海外の銀行カードとひもづけてチャージすれば、中国全域の店舗でアリペイを使った決済ができる。

 上海市では、多くの外国人観光客がモバイル決済の利用を始めている。外出する際は、モバイル決済可能な携帯電話さえあれば、財布を持たずに街で飲食や遊びを楽しむことができる。

 中国IT大手、騰訊控股(Tencent、テンセント)も同日、クレジットカードの世界5大ブランドと提携し、中国香港・マカオ・台湾や外国籍のユーザーが中国大陸でモバイル決済サービス「微信支付(WeChat、ウィーチャット)」を使えるようにすると発表した。(c)Xinhua News/AFPBB News