【11月10日 AFP】天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」が9日、皇居前広場を中心に行われ、郷土芸能や奉祝曲などが披露された。

 第1部の奉祝まつりでは郷土芸能などが披露され、3万人が参加した。

 第2部の祝賀式典には、高倍率となった一般公募で選ばれた1万人と、招待客2万人が参加。人気アイドルグループ「嵐(Arashi)」がこの日のためにつくられた奉祝曲を披露し、全国で生放送された。

 安倍晋三(Shinzo Abe)首相らの祝辞の後、陛下は石橋の上で、「このように大勢のみなさんが集まり、即位をお祝いいただくことに深く感謝いたします」と述べられた。

 天皇、皇后両陛下は10日、オープンカーで皇居から赤坂御所までの4.6キロをパレードする「祝賀御列(しゅくがおんれつ)の儀」に臨まれる。

 パレードは当初、先月22日に行われる予定だったが、広範囲に被害をもたらし、80人以上が犠牲になった台風19号(アジア名:ハギビス、Hagibis)の被災地への対応を考慮し、延期された。(c)AFP