【11月8日 時事通信社】2013年に中国広東省広州市の空港でスーツケースから3キロを超える覚せい剤が見つかり、麻薬運搬罪に問われた元愛知県稲沢市議、桜木琢磨被告(76)に対する判決公判が8日、広州市中級人民法院(地裁)で開かれ、麻薬密輸罪で無期懲役と個人財産の没収を命じる判決が言い渡された。

 弁護人によると、桜木被告は法廷で「受け入れられない」と発言、上訴する方針を伝えた。

 桜木被告は「スーツケースは預かったが、中に覚せい剤が入っているとは知らなかった」と一貫して無罪を主張したが、検察は14年8月、「懲役15年か無期懲役または死刑」を求刑。中国の刑法は75歳以上の被告を原則、死刑適用の対象外としており、死刑以外では最も重い判決となった。

 判決は、スーツケースの中身を桜木被告が「明らかに知っていた」と認定。最終的な行き先が日本であることから、罪名を「運搬罪」から「密輸罪」に変更した。(c)時事通信社