【11月8日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)のFWサディオ・マネ(Sadio Mane)は、たとえマンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督に「ダイブ」を非難されても、自身のプレースタイルを変えるつもりはないと明かした。

 先週末に行われたアストン・ビラ(Aston Villa)とのアウェーゲームで、マネは競り合っていたフレデリック・ギルベール(Frederic Guilbert)と接触するとペナルティーエリア内で倒れた。しかし、マネにはシミュレーションによるイエローカードが提示され、この件についてグアルディオラ監督は主張を行っていた。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督がマネの擁護を急ぐと、グアルディオラ監督は結果的に自身のコメントを撤回し、それは同選手を称賛した長い発言のうちの一部だったと述べた。

 グアルディオラ監督が最終的に発言を撤回したことを知らないマネは、接触があれば倒れる権利があると確信しており、同指揮官の批判に動じることはなかった。

 さらにマネは、10日にアンフィールド(Anfield)で行われる両チームの直接対決を前に「PKになる可能性があるなら、確実にまた『ダイブ』する」と話すなど、グアルディオラ監督に皮肉的な反応を示した。

 マネは「もし『ダイブ』でPKが得られるなら、僕はそうするだろう。なぜそれがいけない? でも、ユルゲンが言ったことが正しい。僕はダイブしない」とコメントした。

「(ビラのホームで)接触は確かにあった。PKじゃなかったかもしれないが、PKの判定はなくイエローカードが出された。正直に言って、この件に関して一切問題はない」

「これは僕がし続けたいこと。もしPKを獲得したらもちろんPKだし、PKでなければそうではなかったということ。けれど、僕のプレースタイルや自分なりのやり方は絶対に変わらない」

 グアルディオラ監督の批判は、リバプール戦に向けた心理戦の第一手だと考えられており、マネは審判の注意を引いた同指揮官は「やや賢い」と続けた。

 前年王者のシティは、プレミアリーグで首位リバプールに6ポイント離されているが、リーグ戦の直近50試合で同チームに黒星をつけた唯一のチームとなっている。(c)AFP