【11月10日 CNS】中国・チベット自治区(Tibet Autonomous Region)ラサ市(Lhasa)で4日、初めての「チベット・フィットネスヨガ・オープンコンテスト」が開かれた。

 イベントは国民の健康増進の一環で、チベットのフィットネス愛好家やヨガ愛好家に学習や交流の場を提供することを目的としている。チベット自治区フィットネス・エアロビクス協会のツレンジ事務局長によると、コンテストはプロとアマチュアに分かれ、それぞれ男子、女子、ペアの部があり、計23人が参加した。

 チベット自治区は他の省や都市と比べて健康増進の取り組みが遅れており、コンテストを通じて多くの人々に参加してもらおうとしている。ツレンジ氏は「チベット高原は酸素が薄いため激しい運動は向いてない。ゆっくりと運動するヨガは、フィットネスに対する不安を解消してくれる」と述べた。

 コンテストに出場した数少ない男性のバイマザーシさんは、四川省(Sichuan)徳格県(Dege)の出身で、今はラサ市で暮らしている。体調が優れなかったため、2012年からヨガを習い始め、国内では上海、北京など、海外ではネパール、ブータン、インドなどで指導し、約100人の教え子がいるという。(c)CNS/JCM/AFPBB News