【11月7日 AFP】中国政府は5日、若者のゲーム依存対策の一環として、ゲーム時間などを制限する新規制を発表した。

 新たな規制では、18歳未満の子どもは夜10時から朝8時までオンラインゲームで遊ぶことができなくなり、日中は1回につき90分のみに制限される。

 オンラインゲームの課金上限額も、16歳未満は月200元(約3000円)までに引き下げ、16~18歳の上限は月400元(約6000円)までとした。

 さらに、ゲームのユーザー登録をする際には、実名に加え、メッセンジャーアプリ「微信(WeChat、ウィーチャット)」のアカウント情報や電話番号、身分証明書の番号の提出が求められるようになる。

 政府はゲーム制作会社に対しても、若者のゲーム依存を防ぐため「ゲームのコンテンツや機能、ルールを修正」するよう呼び掛けている。

 中国は世界最大のビデオゲーム市場だが、子どもの近視の悪化をはじめとする健康被害やインターネット依存などの懸念から、政府はゲーム業界における規制を強めている。(c)AFP