【11月7日 AFP】今年4月の火災で大きく損傷したフランス・パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)の再建に、中国の専門家チームが参加することが決まったと、中国国営メディアが6日伝えた。

 新華社(Xinhua)通信によると、北京でこの日会談したエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領と習近平(Xi Jinping)中国国家主席が、合意文書に署名したという。中国チームは現場でフランス側の専門家と共に修復作業に携わるとしているが、詳細には触れていない。

 世界遺産(World Heritage)に登録されている築850年のノートルダム大聖堂は、火災で屋根や尖塔(せんとう)が崩落し、大きく傷ついた。火災当時は消防隊員400人が鎮火に当たった。

 新華社によれば中仏当局は、火災のすぐ後から再建協力をめぐって連絡を取り合っていたという。

 中国文化遺産研究院(Chinese Academy of Cultural Heritage)の柴暁明(Chai Xiaoming)院長は、「火事で損傷した古い建築、特に木造建築の復元に関しては、中国は経験豊富だ」と国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)に語っている。

「つまり、ノートルダム大聖堂の屋根の樫材の木組みの修復方法について、われわれにはさまざまな提案が可能だということだ」

 新華社はまた、中仏が6日の合意文書に基づき、中国・陝西(Shaanxi)省西安(Xi'an)にある世界遺産の「兵馬俑(へいばよう、Terracotta Warriors)」の保護でも協力すると伝えている。(c)AFP