サッカー選手が試合中にニワトリ蹴って死なせる、愛護団体が告訴へ
発信地:ザグレブ/クロアチア
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【11月7日 AFP】クロアチアの動物愛護団体が6日、前週末に行われたセミプロサッカーの試合中にニワトリを蹴って死なせたとして、同国のサッカー選手を告訴する見込みだと発表した。
この事件はクロアチア東部で3日に開催された一戦で、ある種のニワトリがピッチに入ってきたことに端を発する。
このニワトリを追いかけていたNKイェレングラド(NK Jelengrad)に所属するイヴァン・ガズデク(Ivan Gazdek)選手はこのうちの1羽を足で蹴ると、羽根をまき散らしながらフェンスの向こうに放り投げた。
23歳のガズデク選手には、反スポーツ的行為によりレッドカードが提示された。
非政府組織(NGO)であるこの動物愛護団体は、「骨が折れ痛みで死んだ罪のない動物に対する、この選手の恥ずべき振る舞いと卑劣な行為」を激しく非難した。
同団体はまた、「動物の殺傷や虐待に当たる犯罪行為」でこの選手の告訴手続きをするつもりだと述べた。
正式に起訴され有罪判決が下れば、ガズデク選手は最大で禁錮1年の刑に服す可能性がある。
ペットを何匹か飼っているほどの動物好きだと主張しているガズデク選手は、このニワトリを死なせたのは「意図的ではなかった」とクロアチアの日刊紙24サタ(24sata)に語った。
「私は追いやる目的でニワトリの群れに向かって走り、足を振ると図らずも1羽が死んだ」
同紙によれば、ガズデク選手は「ニワトリはしばしばピッチに入ってきて、試合を中断させていた。ピッチはふんまみれで、非衛生的な状態だった」と続けたという。(c)AFP