【11月11日 CNS】中国で設計・建造されたアジア最大級のフェリー「中華復興号(Zhonghua Fuxinghao)」が4日、中国・山東省(Shandong)煙台市(Yantai)に到着し、運航を正式に開始した。中華復興号は、黄海造船(Huanghai Shipbuilding)が渤海輪渡集団(Bohai Ferry Group)のために建造し、渤海湾の煙台─大連(Dalian)航路を運航する。

 総重量は4.4万トン、全長212メートル、幅28.6メートルで、定員1689人。積載区画の長さは3070メートルで3層の駐車場がある。航行速度は18.8ノットで、最大航続距離は5000カイリにおよぶ。

 フェリーは最新の船舶動力システム、電源システム、消火システムを搭載しており、振動や騒音の低減、省エネ、環境保護などで最新国際基準を満たしている。

 客室は複数の等級に分かれ、船上には多目的ホール、子どものプレースペース、屋外バー、シアターなどのレジャー施設を備えている。エレベーター3台が装備され、ヘリコプターも発着できる。(c)CNS/JCM/AFPBB News