【11月7日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は6日、グループA第4節が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は18歳のロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)がハットトリックを挙げるなど鮮烈な活躍を見せ、ホームでガラタサライ(Galatasaray)を6-0で下した。

 ロドリゴがキックオフからわずか6分14秒で2ゴールを奪ったレアルは、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)がPKを決めてリードを広げると、ロドリゴのお膳立てからカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が4点目をマークした。

 さらに後半、ベンゼマが追加点を挙げると、アディショナルタイムには同選手のアシストから再びロドリゴにゴールが生まれ、レアルはサンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で大勝を収めた。ロドリゴはチャンピオンズリーグにおいてキックオフから最速で2得点を挙げた選手となった。

 この結果、クラブ・ブルージュ(Club Brugge)との勝ち点差を5にまで広げたレアルは、たとえ首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の1位通過が濃厚だったとしても、決勝トーナメント進出がほぼ確実となった。

 仮にレアルがベスト16に進めば抽選結果に左右されることになりそうだが、それは第1節でPSGに惨敗し、第2節でもホームでブルージュと引き分けたことに対する罰である。

 チャンピオンズリーグの決勝トーナメントはまだ先だが、9月に行われた試合でリーグ戦デビューからわずか94秒で初ゴールを挙げたロドリゴは、いま時の人となっている。

 ベンゼマは、アルフレッド・ディ・ステファノ(Alfredo Di Stefano)氏が樹立した欧州カップ戦での通算49得点に並び、さらにはそれを上回ることで自らの歴史をつくったが、自身の1点目の後にロドリゴを持ち上げて喜んだのは、ロドリゴの夜になると知っていたことを示唆していた。(c)AFP/Thomas ALLNUTT