【11月6日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は5日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)後の2国間自由貿易協定(FTA)の締結に向けた交渉を引き続き行う意向を明らかにした。ただし、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は最近、米英間FTAの実現性に疑問を呈したばかりだ。

 トランプ氏は先週、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相の新たなEU離脱協定案について、「ある側面を見れば、(米国との)貿易ができない」ことを意味すると批判していた。

 だが、ホワイトハウスによると、トランプ氏とジョンソン氏は5日に会談し、「ブレグジット後、堅固な自由貿易協定を通じて米英関係の強化に努めることを再確認した」という。

 また、トランプ氏は普段から北大西洋条約機構(NATO)における米国の負担額が突出して大きいと不満を表明しており、ジョンソン氏との会談の際にもNATOの加盟国は「防衛費負担を増額するべきだ」と主張したという。(c)AFP