【11月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)のウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は5日、試合中にサポーターに対して感情的になったMFグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)からキャプテンの座を剥奪したと明かした。

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 1-1のドローに終わった先月27日のクリスタルパレス(Crystal Palace)戦、途中交代する際にブーイングを受けたジャカは、キャプテンマークを投げつけ、汚い言葉を吐いた。

 その後、前週末のウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)戦でメンバーから外れたジャカは、6日に行われるヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)のビトリア・ギマラエス(Vitoria Guimaraes)戦へ向けても登録外となった。

 エメリ監督は「彼とはけさ話した。このチームのキャプテンから外すと決断し、けさ彼にそのことを伝えた」「彼は私の決定を受け入れた」とコメント。今後はウルブス(Wolves、ウォルバーハンプトンの愛称)戦でチームをけん引したピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が主将になるという。

「このチームにはまだオーバメヤンやエクトル(・ベジェリン<Hector Bellerin>)、(アレクサンドレ・)ラカゼット(Alexandre Lacazette)、(メスト・)エジル(Mesut Ozil)がいる。彼ら4人が主将で、第1キャプテンはオーバメヤンになる」「一つの決断を下す必要があった。この一件はこれで終わり」

 ローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)やペトル・チェフ(Petr Cech)氏が退団したため、エメリ監督は誰を主将にすべきか控室で投票を行っており、ジャカは9月に指揮官からキャプテンとして認められたばかりだった。(c)AFP