【11月6日 AFP】「世界津波の日(International Day of Tsunami Awareness)」の5日、インドネシア・バリ島で大規模な避難訓練が行われ、地元の生徒ら300人以上が参加した。訓練はアジア太平洋諸国18か国における、国連開発計画(UNDP)の地域プロジェクトの一環として、日本政府が支援した。

 インドネシアは、東南アジアのしょ島国家。地殻境界のある環太平洋火山帯(Pacific Ring of Fire)に位置しており、地上で最も火山災害に見舞われている国のひとつだ。

 2004年12月26日、インドネシア・スマトラ島北端アチェ(Aceh)州をマグニチュード(M)9.1の地震が襲った。この時に発生した津波はアフリカ・ソマリアまで到達し、インド洋沿岸に被害を及ぼした。この地震と津波による犠牲者はインドネシアだけで17万人に上った。(c)AFP