【11月7日 Xinhua News】中国電子商取引(EC)大手のアリババグループ(Alibaba Group)は2019年第2四半期(7~9月)決算を発表した。売り上げは前年同期比40%増の1190億2000万元(1元=約15円)、市場予想の1166億9000万元を上回った。非米国会計基準(Non-GAAP)ベースの純利益は前年同期比40%増の327億5000万元。総収入は前年同期比で40%増となり、主に中国商業小売り事業とクラウドサービス「阿里雲(アリババクラウド)」の成長による。中国証券報が伝えた。

 中核商業小売り事業収入は1012億2000万元で、総売り上げの85%を占め、前年同期比で40%増となった。9月30日時点で、中国小売市場のMAU(月間アクティブユーザー数)は7億8500万で、6月から3000万増え、YAU(年間アクティブユーザー数)は1900万増の6億9300万となった。

 アリババクラウドの売り上げは92億9100万元で、総売り上げの8%。規模は前年同期で36億2400万元(64%)純増加となり、市場予想の92億元を上回った。

 アリババクラウドのアジア太平洋市場でのシェアは拡大を続けている。リサーチ・アドバイザリー大手ガートナーの統計によると、18年、アリババクラウドはアジア太平洋地域の首位となり、シェアは19.6%で前年から4.7ポイント上昇した。これはアマゾンとマイクロソフトのアジア太平洋地域での合計を上回った。19年8月時点で、中国上場会社の59%はアリババクラウドの顧客。(c)Xinhua News/AFPBB News