【11月6日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2019)のラウンドロビンの組み合わせが5日に発表され、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の両レジェンドが同じ組に入った。

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 ジョコビッチとフェデラーは今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)決勝で対戦し、決勝としては大会史上最長となる4時間57分の激闘を展開。試合はジョコビッチが最終セット1ブレークダウンから7-6(7-5)、1-6、7-6(7-4)、4-6、13-12(7-3)で勝利した。

 ATPファイナルズの試合は3セットマッチで行われるが、英ロンドンに集まるファンはウィンブルドンの時のような熱戦に期待するだろう。

 ジョコビッチとフェデラーのグループには、他にドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)とマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)が入った。

 一方、世界ランキングで1位に浮上したラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)、ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と同組になった。

 ナダルは前週のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2019)準決勝を棄権していたが、検査の結果は「左の腹筋の軽い張り」だったとして、同日に最終戦出場の意向を表明した。

 パリ・マスターズを棄権したナダルだったが、同大会を制したジョコビッチから王座を奪った。しかし、今大会ではジョコビッチが再びナンバーワンの座を奪い返し、トップで一年を終える可能性がある。

 仮にナダルがATPファイナルズを欠場、あるいはラウンドロビンで1勝もできなかった場合、ジョコビッチはグループステージで2勝以上して決勝に進めば、ナダルから王座を奪い返すことができる。また、ATPファイナルズでいまだ優勝したことがないナダルがラウンドロビンで敗退し、自身が優勝した場合でも、ジョコビッチは世界1位で今年を終えることになる。(c)AFP