【11月5日 AFP】イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は5日、首都テヘランの南方にある地下施設でウラン濃縮活動を再開すると発表した。2015年に主要国と締結した核合意で課された義務の履行を、また一つ停止することになる。

 イスラム教シーア派(Shiite)の聖地コム(Qom)に近い山間部にあるフォルドゥ(Fordow)の施設でのウラン濃縮活動の停止は、国際社会からの制裁解除の見返りにイランが受け入れていた核活動における制限の一つだった。

 だが米国が昨年5月に核合意から離脱し、厳しい制裁を再び科すと、イランは今年5月、核合意で課された義務の履行を段階的に停止し始めた。(c)AFP