【11月4日 AFP】中世の騎士の甲冑(かっちゅう)姿で馬に乗り、すれ違いざまにやりで相手の胸を突く──英イングランドとオーストラリアが対抗する馬上やり試合が今週末、豪南部ビクトリア(Victoria)州の小さな町リークリーク(Leigh Creek)で行われた。

 今回が第1回となるこの馬上やり試合は、同じくイングランドとオーストラリアの間で戦われるクリケットの試合にちなんで「アッシズ(Ashes)」と名付けられた。イングランドとオーストラリアからそれぞれ3人の「騎士」が参加し、2日間かけて勝敗を競う。相手の胴部を木製のやりで突き、やりが折れたら1点、砕け散ったら3点が入る方式で、今回の試合は89対75でオーストラリアが勝利した。

 クリケットの「アッシズ」では遺灰つぼをトロフィーとして用いているが、馬上やり試合の「アッシズ」でもそれをかたどったトロフィーが用意された。

 次回は、2年後にイングランドで開催の予定だという。(c)AFP