【11月3日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は2日、マリ兵49人が死亡した襲撃とフランス兵1人が死亡した即席爆発装置(IED)攻撃について、犯行声明を出した。

 マリ軍は2日、東部メナカ(Menaka)州で1日に駐屯地が襲撃を受け、兵士49人が死亡、3人が負傷したと発表した。

 ISはソーシャルメディアチャンネルを通じて声明を出し、「背教者」であるマリ軍の駐屯地を襲撃したと明らかにした。

 フランス国防省の発表によると、メナカ市付近で2日、フランス軍の装甲車がIEDにかかり、ロナン・ポワントー(Ronan Pointeau)伍長(24)が死亡した。ポワントー伍長らは、ガオ(Gao)市とメナカ市の間で車列の護衛に当たっていた。

 ISは2日夜、このIED攻撃についても犯行声明を出し、IS戦闘員が「フランス軍の車列に対して爆発装置を起動させた」と主張した。

 今回の攻撃は、イスラム過激派の攻撃が増え、数百人規模の死者が出ているサヘル(Sahel)地域の不安定さを改めて浮き彫りにした。(c)AFP