【11月3日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2019)は2日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-6(7-5)、6-4でグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に勝利した。もう1試合で第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が棄権したため、決勝ではカナダの若手デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)と対戦することが決まった。

 ジョコビッチはディミトロフとの接戦のタイブレークを制して第1セットを獲得すると、そのまま1回もブレークのピンチを迎えることなく勝利を収めた。ジョコビッチはこれでマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)大会通算50回目、パリ・マスターズでは6回目の決勝進出。昨年は決勝でカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)に敗れて優勝を逃した。

 ジョコビッチは「とても競った試合だった」「多分、タイブレークでは彼の方が良かったと思う」「どちらも第1セットをもぎ取る重要性は分かっていたから、第2セットは少しリラックスして臨めたし、最初から勢いがあった」とコメントした。

 一方、世界ランキング1位でのシーズン終了をジョコビッチと争うナダルは、試合前の練習中に異常を感じ、検査で腹筋に張りがあると診断されたという。観客に向けて棄権が発表されたのは、試合開始の直前だった。

 ジョコビッチはこれで、ピート・サンプラス(Pete Sampras)氏の最多記録に並ぶ通算6年目の世界ランク1位でのシーズンフィニッシュに大きく近づいた。また決勝でシャポバロフに勝利すれば、ナダルの歴代最多35勝まであと一つに迫るマスターズ1000大会34勝目を挙げることになる。

 両者の直接対決の戦績はジョコビッチの3戦全勝で、内容的にも、1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2019)3回戦で1セットを落としただけとなっている。(c)AFP/Jed Court