【11月2日 AFP】2日に行われたラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)決勝で敗れたイングランドの主将オーウェン・ファレル(Owen Farrell)が、20点差で南アフリカに屈した試合の敗因に立ち上がりの悪さを挙げた。

 12-32で南アフリカに敗れた試合後、「立ち上がりが良くなかった。前半の内容は残念だったと言えるだろう」と涙をこらえながら話したファレルは、後半には良い戦いを見せられたと付け加え、イングランドをW杯の決勝に導いたことを「ものすごく誇りに思っている」と述べた。

 ファレル自身は4本のペナルティーゴールを成功させ、イングランドの全12得点を記録したが、チームはSOハンドレ・ポラード(Handre Pollard)に6本のペナルティーゴールを決められた後、終盤にマカゾレ・マピンピ(Makazole Mapimpi)とチェスリン・コルビ(Cheslin Kolbe)の両WTBにトライを許し、とどめを刺された。

「とにかく南アフリカをたたえたい。彼らは本当に素晴らしかった」とファレルは付け加えた。

 イングランドを率いたエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は、チームは重量級の南アフリカに対して前進することができなかったと話した。

 前回王者のニュージーランドを破って迎えた決勝だったが、ジョーンズHCは、「うまく試合に入っていけなかった。選手たちの努力は実に素晴らしかったが、きょうは足を前に進めることが難しかった」と振り返った。

「選手の準備を責めることはできない。大会期間中、彼らはハードワークを続けてきたし、大きな誇りと情熱を胸に戦ってくれたと思っている」「きょうは、ただただ力が足りなかった。傑出したパフォーマンスを見せた南アフリカにおめでとうと言いたい」 (c)AFP