【11月3日 AFP】19-20フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、フランス杯(Internationaux de France 2019)は2日、男女シングルのフリースケーティング(FS)などが行われ、男子はネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)、女子は16歳のアリョーナ・コストルナヤ(Alena Kostornaia、ロシア)がそれぞれ優勝を飾った。

 チェンは合計297.16点をマークし、10月のスケート・アメリカ(Skate America 2019)に続くGPシリーズ連勝。3連覇の懸かるGPファイナル出場が確定した。2位にアレクサンドル・サマリン(Alexander Samarin、ロシア)、3位にケビン・エイモズ(Kevin Aymoz、フランス)が入った。

 女子では、ショートプログラム(SP)1位のコストルナヤが優勝し、10月中旬のフィンランディア杯(Finlandia Trophy 2019)に続いて早くもシニア2勝目を挙げている。

 コストルナヤは「良い滑りができて、クリーンなプログラムを見せられてうれしい。ジャンプもプログラムも大会ごとに改善して、完璧に持っていきたい」とコメント。『ニュームーン(New Moon)』や『スーパーマッシヴ・ブラック・ホール(Supermassive Black Hole)』といった『トワイライト(Twilight)』関連の楽曲を使っていることについては「曲が手元にあって、すごく気に入ったから今シーズンは使うことにした」と話した。

 アイスダンスでは、フランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組がこの6年で5回目となる地元優勝を果たした。2位は米国のマディソン・チョーク(Madison Chock)/エヴァン・ベイツ(Evan Bates)組、3位はイタリアのシャルレーヌ・ギニャール(Charlene Guignard)/マルコ・ファッブリ(Marco Fabbri)組だった。

 ペアはロシアのアナスタシヤ・ミーシナ(Anastasia Mishina)/アレクサンドル・ガリアモフ(Aleksandr Galliamov)組が、同じロシアのダリア・パブリュチェンコ(Daria Pavliuchenko)/デニス・コダイシン(Denis Khodykin)組を上回って優勝した。(c)AFP