【11月2日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が、ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)決勝の南アフリカ戦を控えたイングランド代表に対し、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)率いるチームが「大勢の人々に元気を与えた」との激励メッセージを送った。

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 横浜国際総合競技場(International Stadium Yokohama)で行われる決勝には、エリザベス女王の孫でイングランドラグビー協会(RFU)の名誉総裁を務めるヘンリー王子(Prince Harry)が観戦に訪れることになっている。

 女王はヘンリー王子に託したメッセージで、「大会期間中のあなた方のパフォーマンスはサポーターを喜ばせ、英国中の大勢の人々に元気を与えました」「イングランドチーム、マネジメント、そしてサポートスタッフの皆さんに対し、2019年ラグビーW杯の決勝に進出したことへの祝辞を送るとともに、記憶に残る最高の試合になることを祈ります」と激励し、チームのパフォーマンスを喜ばしく見ていることも付け加えた。

 一方、ヘンリー王子も日本に赴く前に代表チームにメッセージを送っている。英国に残る妻のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)は、決勝をテレビ観戦する際に、生後5か月になる長男のアーチー(Archie)ちゃんが、イングランドの小さなユニホームを着ると話している。

 イングランドがW杯決勝に進出するのはこれが2度目で、前回の2003年大会ではジョーンズHCが率いるオーストラリアと対戦し、延長戦の終了間際に劇的勝利を収めた。

 対するスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)は、優勝すれば通算3度目のW杯制覇となる。前回タイトルを獲得した2007年大会の決勝では、ジョーンズHCをアドバイザーに迎える中でイングランドを倒した。(c)AFP