【10月31日 AFP】(更新、写真追加)北朝鮮が31日、2発の飛翔(ひしょう)体を発射した。韓国軍が発表した。

 韓国軍合同参謀本部の発表によると、これらの飛翔体は平安南道(South Pyongan Province)から東方の海へ向かって発射されたという。飛翔体の種類については言及されていない。

 同本部は「われわれは準備態勢を維持し、再度の発射に備えて監視している」としている。

 北朝鮮による飛翔体発射は、今月2日に行われた海上からのミサイル発射以来。

 北朝鮮はスウェーデンで5日、米国と実務レベルでの核協議に臨んだものの、交渉は決裂したと発表。以来米側に対し、新たな条件を提示するよう繰り返し要求している。

 北朝鮮は現在、禁止されている核兵器や弾道ミサイル開発計画をめぐり、国際社会から複数の制裁を受けている。北側は、米国による侵略から自国を防衛する必要があると主張している。(c)AFP