【10月31日 Xinhua News】世界有数のビジネスSNS企業「リンクトイン」の中国法人はこのほど、「2019年度求職体験リサーチ」を発表した。発表データによると、中国の退職者の半数以上が「裸辞」(次の仕事を決めずに退職)し、転職者の60%が「異業種へ転職」していることが判明した。

【関連記事】月給は6000元未満 中国の大学新卒の7割

「裸辞」は今年の転職のキーワードになっている。リサーチ結果によると、調査対象の退職者の半数以上の51.2%が「裸辞」と回答した。業種別にみると「裸辞」率は外国貿易小売業従事者が最も高く61.4%に達している。逆に最も低いのは金融業で26.3%。「裸辞」を選択した原因に、上司やチーム、給料、仕事量を挙げた退職者が46.5%に上った。

 この1年以内に転職に成功した調査対象者のうち、64.3%が新たなチャンスを求めて異業種への転職を選んだ。転職先の業種は、交通・物流、政府機関・教育、文化・メディア、商業・サービス業、インターネット・電子商取引(EC)が上位5位だった。(c)Xinhua News/AFPBB News