【10月30日 AFP】19MLBは29日、ワールドシリーズ(7回戦制)の第6戦が行われ、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)はヒューストン・アストロズ(Houston Astros)を7-2で下し、対戦成績を3勝3敗としてシリーズの行方を最終第7戦に持ち込んだ。

 ナショナルズは先発マウンドに上がったスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg)が、8回と3分の1を投げて5安打、7奪三振、2四球、2失点と好投。レギュラーシーズンで18勝6敗をマークしていたストラスバーグは、これで今ポストシーズンの成績を5勝0敗としている。

 打っては5回にフアン・ソト(Juan Soto)とアダム・イートン(Adam Eaton)にソロ本塁打が生まれたほか、アンソニー・レンドン(Anthony Rendon)が7回と9回にそれぞれ2点本塁打と2点二塁打を放つなど計5打点を記録。直近3試合で19点をたたき出したアストロズ打線をストラスバーグが抑え込んだおかげで、7点は十分な得点だった。

 アストロズのA.J.ヒンチ(A.J.Hinch)監督は、ストラスバーグについて「信じられないような投手を目にした」「彼は非常に良いピッチングを見せた。われわれは彼にあまりプレッシャーをかけられなかった」とコメントした。

 一方、レギュラーシーズンで今季MLB最多の21勝を挙げたアストロズの先発ジャスティン・ヴァーランダー(Justin Verlander)は5安打3失点を喫して敗戦投手となった。これでワールドシリーズでは7試合に先発して、またしても初白星を逃している。

 この試合では、ナショナルズのデーブ・マルティネス(Dave Martinez)監督が7回に判定をめぐって審判に詰め寄り、ワールドシリーズでは1996年以来となる退場処分となった。主審に食ってかかって制止された指揮官は「審判団について、あれこれ批判するつもりはない」「自分の話をして、選手たちがやってのけたことから注目を奪いたくない。ただの一つの判定。ワンプレーを大事にしたくない」と語った。

 今ポストシーズン、負ければ終わりという状況での成績を4戦4勝としたナショナルズは、首のけがで第5戦を回避していたサイ・ヤング賞(Cy Young Award)受賞3回のマックス・シャーザー(Max Scherzer)を30日に行われる第7戦の先発マウンド送り込む。一方のアストロズは、ザック・グレインキー(Zack Greinke)が先発を予定している。

 アストロズのヒンチ監督は、「ワールドシリーズの第7戦を本拠地でプレーできるのは絶好の機会だ」と話した。

 しかし、アストロズが圧倒的有利とみられていた今回のワールドシリーズは、第6戦まで全てビジターチームが勝利する歴史的な激闘となっており、ナショナルズのマルティネス監督も「不思議だ」「説明できない」と話している。

 最終第7戦では、アストロズがここ3シーズンで2度目、ナショナルズは球団創設50年にして初のワールドシリーズ制覇を目指す。(c)AFP/Jim SLATER