【10月30日 AFP】19-20スペイン1部リーグは29日、第11節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)が2ゴール2アシストと完全復活したことを証明するパフォーマンスを披露し、レアル・バジャドリード(Real Valladolid)に5-1で大勝した。

 バルセロナは2分、クレマン・ラングレ(Clement Lenglet)の得点で先制に成功するも、GKマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)の珍しいミスからキコ(Francisco Jose Olivas Alba 'Kiko')にゴールを許し、バジャドリードに同点とされた。

 しかしその後、メッシが華麗なパスでアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)の勝ち越し弾をお膳立てすると、直接FKなどで自ら2得点を奪い、さらに終盤にはルイス・スアレス(Luis Suarez)のゴールもアシストした。

 しかし、2ゴール2アシストは始まりにすぎず、相手をあざ笑うかのような2度の股抜きに加え、随所でフリックやパス、ドリブルを見せるなど、メッシは多芸多才なパフォーマンスで魅了した。

 バルセロナのエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は「これ以上何を望めるだろうか」とコメントし、バジャドリードのミチェル(Miguel Alfonso Herrero Javaloyas 'Michel')も「彼の足から繰り出されたのは驚くべきものだった」「ただ拍手を送り、楽しむしかない」と話した。

 先に行われた試合では、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が敵地でアラベス(Alaves)と1-1で引き分けた。

 この結果、バルセロナは首位に浮上。消化試合数が一つ多い3位アトレティコはバルセロナと2ポイント差となり、勝ち点で2位グラナダ(Granada CF)と並んでいる。(c)AFP/Thomas ALLNUTT