【10月29日 Xinhua News】第32回東京国際映画祭が28日、東京・六本木ヒルズを主会場に開幕し、六本木ヒルズアリーナではオープニングイベントやレッドカーペットが行われた。11月5日まで開催される今回の映画祭では多くの中国作品が上演され、従来よりも濃厚な中国色を感じることができる。

 最高賞「東京グランプリ」を競うコンペティション部門には、中国・北京電影学院の教授も務める王瑞(Wang Rui、ワン・ルイ)監督の「チャクトゥとサルラ」がノミネート14作品の一つに入った。同作品はモンゴルの大地に暮らす夫婦の愛情を伝統的な草原風景と現代的な社会問題を盛り込みつつ描いている。

 コンペティション部門の審査委員長は中国女優の章子怡(Zhang Ziyi、チャン・ツィイー)さんが務める。レッドカーペットに登場した章さんは「映画祭を楽しもう」とあいさつ。ファンからは「デビュー20周年おめでとう」との声も掛かった。

 コンペ部門のほか「アジアの未来」部門でも、香港の黄慶勳(ウォン・シンファン)監督の「ファストフード店の住人たち」、陸以心(ジョディ・ロック)監督の「ある妊婦の秘密の日記」、内地の尤行(You Xing、ヨウ・シン)監督の「夏の夜の騎士」の中国映画3作品が上映される。

 また、特別招待作品の一つとして中日合作映画「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」も上映される。同作品は世界最高峰チョモランマを舞台にデスゾーンと呼ばれる8000メートルを超える頂上への挑戦と予想外の事態を描いており、日本を代表する俳優役所広司さんと中国女優の張静初(Zhang Jingchu、ジャン・ジンチュー)さんが初共演している。

 東京では現在、今回の映画祭の提携企画として「東京・中国映画週間」も開催されている。今年の秋はより多くの中国映画を楽しめそうだ。(c)Xinhua News/AFPBB News