【10月29日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「complain(不満を言う)」という言葉が嫌いだと明かし、試合に負けた後は選手たちを厳しく非難しないと述べた。

 26日にアストン・ビラ(Aston Villa)を3-0で下し、首位リバプール(Liverpool FC)を6ポイント差で追っているシティのグアルディオラ監督は、試合に負けた後は何も言わないことを好むと話した。

 一方で、勝利したときは臆することなく選手を批判すると語り、降格圏と3ポイントしか離れていないビラとのホームゲームでチームが見せた前半のパフォーマンスをとがめた。この一戦ではラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)、ダビド・シルバ(David Silva)、イルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)がそれぞれ後半にゴールを奪った。

 グアルディオラ監督は「前半のようなプレーをすれば、われわれは降格するか、降格圏に沈むだろう」とコメントした。

「私が嫌いな言葉の一つに『complain』がある。だから普段、私が良くないことを口にするのは勝利した後。試合に負けた後はそんなことは絶対に言わない」「われわれは何敗かを喫したが、私は口を閉ざし、何も言わなかった。そういうもの」

 今週はサウサンプトン(Southampton FC)とのホーム2連戦を控えており、まず29日にフットボールリーグカップ(England Football League Cup 2019-20)の4回戦に臨むシティのグアルディオラ監督は、選手を本来のポジションではない位置で起用せざるを得ない状況に悩まされている。

 MFフェルナンジーニョ(Fernandinho)とMFロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)が、最終ラインでジョン・ストーンズ(John Stones)とニコラス・オタメンディ(Nicolas Otamendi)の代役を務めた試合もあった。

 ストーンズとオタメンディはすでにフィットしているが、フェルナンジーニョはリーグカップで出場停止処分となっており、ロドリゴは前週の試合でハムストリングを負傷。来年まで戦線離脱予定のアイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)や、6週間の離脱が見込まれる左SBのオレクサンドル・ジンチェンコ(Oleksandr Zinchenko)らに続くけが人となった。

 グアルディオラ監督は「短期的に見れば、われわれはその問題に対処できる。しかし長期的に見れば分からない」と続けた。

「もちろん真のトップチームを相手にしたとき、本来のポジションでプレーする選手がいなければ、私は何が起きるのか分からない」「しかしそれが起きる前に、私は悲劇だとか残念だなどと言うつもりはない」 (c)AFP