【10月29日 AFP】(更新)英議会は28日、12月12日の解散総選挙実施を求めたボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相の動議を否決した。ジョンソン氏は英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)をめぐる政治的行き詰まり打開のため、解散総選挙の実施を求めていた。

 下院での採決では650人の議員のうち299人が賛成、70人が反対に回ったが、動議の可決に必要な3分の2の支持は確保できなかった。最大野党・労働党の議員は多くが棄権した。

 ジョンソン首相は採決後、12月12日の総選挙実施に向けた「短い法案」を提出する意向を表明。翌29日に審議と採決が行われる予定の新法案では、解散総選挙の実施を単純過半数の支持のみで承認可能とすることが提案される見通しだ。(c)AFP