【10月28日 AFP】19-20フランス・リーグ1は27日、第11節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)とキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が2得点ずつを記録して、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に4-0で快勝。王者の牙城に挑むチームとPSGとの間に大きな隔たりがあることが改めて浮き彫りとなった。

 本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)でPSGは、イカルディが26分までに2得点をマーク。さらに先発に復帰したエムバペがハーフタイムまでに2点を加え、伝統の一戦「ル・クラスィク(Le Classique)」でマルセイユを叩きのめした。

 イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)からローンで加入しているイカルディは、この日もクラブの歴代最多得点記録を持つエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)に代わって起用されて2得点。ここ5試合で7得点と量産態勢に入っている。

 イカルディは仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に対し、「PSGに来たということは得点しなければならないということ。それはこれまでずっとやってきたことであり、ここでもやってやりたい」とコメントしている。「これまで偉大な選手たちと共にプレーしてきたが、このチームは明らかに過去最高だ」

 また、5-0で勝利した22日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)のクラブ・ブルージュ(Club Brugge)戦で途中出場からハットトリックを達成したエムバペは、けがに苦しみ約2か月ぶりに先発に復帰して2得点をマーク。出場したここ3試合で6得点を記録している。

 2位ナント(FC Nantes)が25日にホームでASモナコ(AS Monaco)に敗れたため、PSGとの勝ち点差は8となった。シーズン開幕当初は最大のライバルと目されていたマルセイユに力の差を見せつけたPSGのリーグ3連覇は、すでに必然の状況となっている。(c)AFP/Andy SCOTT