【10月27日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(Zozo Championship)は27日、千葉県印西市のアコーディア・ゴルフ習志野CC(Accordia Golf Narashino Country Club、パー70)で3日目と最終日の一部が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が通算18アンダーとし、2位の松山英樹(Hideki Matsuyama)と3打差の単独首位で28日の残り7ホールに臨むことになった。

 この日、ウッズは第3ラウンドで「66」を記録し、粘り強く追いかける松山に3打差をつけて初日からのリードを守ると、最終ラウンドは11番をパーで終えたところで日没サスペンデッドとなった。今大会で優勝すれば、サム・スニード(Sam Snead)氏が持つ米ツアー最多82勝に並び、メジャー通算15勝の輝かしいキャリアに新たな一ページを刻む。

 この日最もスコアを伸ばしたのはフェデックス・カップ(FedEx Cup 2019)王者のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)。「65」を記録した前日に続いて第3ラウンドでは今大会最少タイの「63」をマークし、最終ラウンド残り2ホールで通算11アンダーの5位に浮上した。

 通算12アンダーの3位タイには、好調ゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)と昨季新人王の任成宰(Sung-jae Im、イム・ソンジェ、韓国)が並んだ。

 今大会では150ミリの雨が降った影響で25日のラウンドが順延となり、前日は安全面の理由で無観客で行われたが、この日はチケットが完売。日本初開催のPGAツアー大会に詰めかけたギャラリーからは大歓声が上がった。

 マキロイは、再びコースに入場することを許可されたファンについて「きょう選手をたくさん見れた日本の観客のことを喜ばしく思う」「タイガーが首位で英樹が追いかけるなんて、日本初のPGA大会としては、これ以上ない展開だろう。ここまで最高の大会になっているし、あしたも素晴らしい形で終わると確信している」と話した。(c)AFP