【10月26日 AFP】26日に行われたラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)の準決勝で、2連覇中の王者ニュージーランドを19-7で撃破し、決勝進出を決めたイングランドのエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)が試合後、チームの守備面での働きぶりを称賛した。

「良いスタートを切り、相手から時間とスペースを奪い続けなくてはいけないのは分かっていた。それが何とかできたし、いくつかミスをさせた。ラッキーなバウンドもあって、良い結果を手にできた」と振り返ったジョーンズHCは、「われわれにとって、最大の攻撃は守備。守備を通して攻撃のチャンスをつくった」と付け加えた。

 イングランドは開始2分足らずでCTBマヌ・ツイランギ(Manu Tuilagi)がポスト付近に飛び込み、リードを手にした。主将のオーウェン・ファレル (Owen Farrell)は、チームの立ち上がりに非常に満足していると語った。

「僕らはしっかりと準備ができていた手ごたえがあったし、とても良いスタートを切れた」「やはりきょうのような大きな試合は、フィジカル勝負になる。両チームの選手がキックオフから激しく相手に向かっていく。きょうの自分たちの試合がそうなることは分かっていたし、しっかりとそういう試合をやろうと思っていた」

 またジョーンズHCは、今大会後に退任することが決まっている敵将のスティーブ・ハンセン(Steve Hansen)HCを「素晴らしいコーチ」とたたえるなど、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)に温かい賛辞の言葉を贈った。「彼らはずっと素晴らしいチームだったし、倒すのは本当に大変だった」 (c)AFP/Daniel HICKS