【10月27日 AFP】19-20スペイン1部リーグは26日、第10節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は2-0でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に勝利した。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)戦で交代出場から決勝点を挙げていたアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)をジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)に代わって先発で起用したが、そのモラタが追加点を挙げて采配に応えた。

 シメオネ監督は「メンバー変更がチームにとって良かった」「素晴らしい内容だった」と話した。

 サウル(Saul Niguez)とモラタのゴールで快勝を収めたアトレティコは、暫定ながら勝ち点でレアル・マドリード(Real Madrid)を上回り、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)に並んでいる。予定されていた両チームの伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」がカタルーニャ(Catalonia)自治州の混乱で延期される中、アトレティコはチャンピオンズリーグの粘り強い勝利の勢いを持続しつつ、両チームとの勝ち点差を詰めることができた。

 レバークーゼン戦でベンチスタートだったモラタがチームを救い、この日コスタに代わって先発入りしたところをみると、シメオネ監督は前線の顔ぶれを入れ換える必要性を感じている可能性もある。

 コスタは負傷などでシーズン序盤の2試合を欠場した後は、10試合連続で先発出場していたが、PK1本を含む2ゴールにとどまっている。シメオネ監督が今後もコスタをベンチに置き続けるかは分からないが、この日は前線の一角に入ったアンヘル・コレア(Angel Correa)が2アシストを挙げ、終盤ベンチに下がったモラタの笑顔にも、結果を残した充実感がうかがえた。(c)AFP