【10月27日 Xinhua News】図面を選択しパラメーターをセットすると、3D立体レーザー彫刻機が動き出す。数分間で陶磁器の表面に精緻な模様が彫り上げられた。

 古代の中国北方の民窯体系として、磁州窯は1000年にわたり窯の火が消えることなく継承を続けてきた。時代が発展するにつれ、河北省(Hebei)邯鄲市(Handan)峰峰鉱区(Fengfengkuang)の磁州窯職人は、レーザー彫刻、バーチャル鋳型などのテクノロジーを用いて生産工芸の改良・アップグレードを続け、千年の歴史を持つ古窯に活力をもたらしている。

 このほか磁州窯職人は、3D技術の利用で収集した鋳型データベースの利用を試みている。これにより使用周期が短い、場所をとるなど、従来の陶磁器の鋳型が抱えていた課題を効果的に解決できるという。(c)Xinhua News/AFPBB News