【10月26日 AFP】男子テニス、エルステ・バンク・オープン(Erste Bank Open 2019)は25日、シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)は7-5、7-6(7-4)でロシアのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を下し、次週発表の世界ランキングでトップ10入りすることが確実となった。

 イタリア男子のトップ10入りは、アドリアーノ・パナッタ(Adriano Panatta)氏、コラド・バラズッティ(Corrado Barazzutti)氏、ファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini)に続き、ベレッティーニで4人目。

 9月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)を含め、今季8回目のベスト4入りを果たした23歳のベレッティーニは、「すごくうれしい。精神的にも肉体的にも厳しい試合だった」とすると、「アンドレイは、ここまで最高のプレーを続けている。先週はモスクワ(クレムリン・カップ<Kremlin Cup 2019>)でも優勝し、自信を持っている様子がコート上でも分かった」とコメントした。

 来月に英ロンドンで開催されるシーズン最終戦、ATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2019)の出場を目指している世界ランキング11位のベレッティーニは、準決勝で第1シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)と対戦する。

 すでにラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)、ティエム、ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が最終戦の切符をつかんでおり、残る出場枠は二つとなっている。

 一方、地元ファンが応援するティエムは、パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)との準々決勝に臨み、5-0とリードしたところで相手が途中棄権した。(c)AFP