【10月25日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)は、2012年から14年までの肖像権収入をめぐり不正行為があったとして、同国税務当局から罰金を科されたと明かした。

 地元日刊紙ムンド(El Mundo)によると、ラモスはスペインに拠点を置く自身の会社に収入を送金して納税額を低く見積もったとして、100万ユーロ(約1億2000万円)の罰金を科されたという。

 スペイン代表とレアルの主将を務めるラモスは、すでに罰金を支払ったものの、22日遅くに発表したコメント文では、法改正によって不当に処罰されたとして異議を申し立てる意向を示した。

 スペイン税務当局はここ数年、肖像権に関する法律の抜け穴を厳しく取り締まっており、ラモスはそのターゲットになっている有名サッカー選手のリストに加わった。

 しかし、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)らが刑事訴訟に直面している一方で、ラモスは自身のケースはあくまでも行政上の処分であるとして、「これは行政上の罰金であり、刑事罰ではない」と強調した。(c)AFP