【10月25日 Xinhua News】ポルトガルの通信大手NOSは23日、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)と協力し、ポルトガル北部のマトジーニョス市で同国初の第5世代移動通信システム(5G)通信網を整備すると発表した。

 NOSのミゲル・アルメイダ最高経営責任者(CEO)は声明で、同社は5G通信網の本格運用を開始し、地方自治体や企業、研究機関に5G技術を活用した研究拠点を提供していると説明。このことは同社が5G技術の活用で先頭に立っていること、さらにスマートシティーなどのイノベーションでもリードしていることを示しているとの見方を示した。

 また、NOSはこの日を境に、真の世界トップクラスの実験室を手に入れたとし、市民や民間企業はそこで5G通信網の技術やサービスをテストすることが可能であり、ポルトガルの電気通信の歴史において画期的な意義があるとの考えを示した。

 スイスのチューリッヒで先週開催された「グローバル・モバイル・ブロードバンド・フォーラム2019」で、ファーウェイの楊超斌(Yang Chaobin)5Gプロダクトラインプレジデントは、同社は現在世界で60件以上の5Gに関する商業契約を締結しており、そのうち、欧州の顧客との契約は32件であることを明らかにしていた。(c)Xinhua News/AFPBB News