【10月25日 AFP】タンザニアのダルエスサラーム(Dar es Salaam)州当局は24日、国費が投入された建設プロジェクトを請け負っていた中国の業者4人を逮捕したと明らかにした。工事の遅れを理由としている。州当局は、逮捕は他社への「戒め」として州知事が命じたと説明した。

 逮捕されたのは、州内の水路と道路の建設を請け負っていた2社の従業員で、男性3人と女性1人。4人は今後、「工事のスピードが十分だと(州知事が)判断するまで」の間、警察署で寝泊りしながら現場に出勤し、作業を監督する。

 当局は「これらは公益性の高いプロジェクトだ」とした上で、「ダルエスサラームに契約を順守できない事業者の居場所はない」とした。

 タンザニアのジョン・マグフリ(John Magufuli)政権は、不公正だと判断した外国企業に対する契約の破棄・再交渉のほか、同性愛者、妊娠した生徒、メディア、野党の取り締まりといった措置を性急に実施することで知られる。(c)AFP