【10月25日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)の規律委員会は24日、準々決勝のウェールズ対フランス戦で相手選手に肘打ちを浴びせて一発退場となったフランスのLOセバスティアン・ヴァーマイナ(Sebastien Vahaamahina)について、6週間の出場停止処分を科したと発表した。

 代表46キャップのヴァーマイナは、20日に行われたウェールズ戦の49分にFLアーロン・ウェインライト(Aaron Wainwright)に肘打ちし、レッドカードを提示された。フランスはこの時点で19-10でリードしていたが、14人に減っての戦いの末に19-20で敗退した。

 ヴァーマイナは信頼を失ってフランスに帰国すると、28歳の誕生日を迎えた21日に代表引退を表明。24日に東京で開かれた第三者による規律委員会では、ヴァーマイナの事案について聞き取り調査が行われ、同選手はフランス・ラグビー連盟(FFR)の本部から電話会議で証言をした。

 委員会が発表したコメント文では、当初ヴァーマイナには10週間の出場停止処分が検討されていたものの、本人が反則プレーを全面的に認めた上に即座に謝罪していることから、処分期間を6週間に軽減すると説明された。

 所属するフランスリーグ・トップ14のクレルモン・オーヴェルニュ(Clermont Auvergne)によると、ヴァーマイナは12月21日のRCトゥーロン(RC Toulon)戦から再びプレーできるようになるという。(c)AFP