【10月24日 AFP】19MLBは23日、ワールドシリーズ(7回戦制)の第2戦が行われ、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)は7回に大量6点の猛攻を見せるなどしてヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に12-3で大勝し、米首都ワシントンに1924年以来のタイトルをもたらすまであと2勝に迫った。

 ナショナルズはカート・スズキ(Kurt Suzuki)、アダム・イートン(Adam Eaton)、マイケル・テイラー(Michael Taylor)が一発を放ったほか、アスドルバル・カブレラ(Asdrubal Cabrera)も3打点の活躍を見せて得点を量産した。

 先発のスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg)も6回を投げて7安打、1四球、2失点、7奪三振の好投を見せ、今ポストシーズンの成績を4勝0敗に伸ばし、チームにシリーズ2勝0敗のリードをもたらした。

 試合は2-2の同点のまま7回に突入すると、ナショナルズは意外な選手の活躍で、有利と思われていたアストロズに襲い掛かった。この回にアストロズの先発ジャスティン・ヴァーランダー(Justin Verlander)からソロ本塁打を記録し、猛攻の口火を切ったスズキは、「彼(ヴァーランダー)は失投の多い選手ではないから、打てる球がきたら逃せない」とコメントした。

 対するアストロズのエース、ヴァーランダーは自身6回目となったワールドシリーズの先発マウンドではこれまで勝ち星に恵まれておらず、今プレーオフでは1勝を挙げるにとどまっている。

 直近のワールドシリーズで2勝0敗と先行した18チームのうち、17チームがタイトル獲得に成功。一方で最初のホームゲーム2試合を落としながら、優勝を果たしたのは1985年のカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)、1986年のニューヨーク・メッツ(New York Mets)、1996年のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の3チームとのみなっている。

 アストロズのA.J.ヒンチ(A.J.Hinch)監督は、「ナショナルズの方が明らかにこちらを上回っていた、というのが結論だ」「彼らは4勝するまでのレースで折り返した。第3戦がわれわれにとって重要なのは明白だ」と述べた。

 25日に行われる第3戦は、ワシントンでは86年ぶりのワールドシリーズ開催となる。

 これで連勝を8に伸ばし、ここ20試合でも18勝を記録しているナショナルズは、50年前にモントリオール・エクスポズ(Montreal Expos)として誕生し、2005年シーズンからワシントンに移転した。

 ワシントンがワールドシリーズ優勝を経験したのは、ワシントン・セネタース(Washington Senators)がニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants、現サンフランシスコ・ジャイアンツ<San Francisco Giants>)をシリーズ第7戦で下した95年前となっている。

 セネタースは1961年にミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)として生まれ変わり、同年のリーグ拡張で新たに創設されたワシントン・セネタースが、1971年シーズン終了後にテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)となった。(c)AFP/Jim SLATER