テクノロジーの急速な進化に伴い、競争の激化に悩むビジネスパーソンは業界を問わず増えているはずだ。競争に打ち勝つため新しいプロダクトやサービスを生み出そうにも、そもそもそこに取り組む社員の意識が追い付いていない、ということはないだろうか。

成熟期にある企業ほど、組織の文化や風土を変えることは難しいといわれる。これまでの成功体験に縛られることなく、時代にあった組織文化にアップデートしていく姿勢を持ち続けられるかどうかが現代を生き抜く企業の必須要件であるといえるだろう。

そんな中、創業から140年以上にわたって日本のインフラ発展に貢献しつづけてきたにもかかわらず、組織企業変革へのチャレンジングな取り組みを行っている企業がある。

機械・素材メーカー、古河機械金属だ。

まずはこちらのPRムービーをご覧いただきたい。

 

創業140年以上。大手機械・素材メーカー 古河機械金属

古河機械金属という企業をご存じだろうか。社名をもじった「古河気合筋肉」の電車広告などで見かけた方もいるかもしれない。

1875(明治8)年創業の古河機械金属は、機械・素材メーカーとして、新幹線や高速道路のトンネル掘削現場、建設・土木現場、鉱山、工場、下水処理場など、国内外のインフラ開発を支える老舗企業だ。常に成長を続け、直近では2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の難工事が予想されるトンネル掘削など、最先端の事業にも取り組んでいる。日常生活で目にすることは少ないが、私たちの暮らしの身近なところに確実に存在している。「安全第一」に代表される安全運動の日本での創始も、なんと古河機械金属だ。

そんな歴史ある企業であるにもかかわらず、動画や写真から見て取れるように、彼らは「攻め」の姿勢を重視している。

 

「出る杭になれ。」 攻めの姿勢を打ち出した企業PR ― 古河気合筋肉

同社の広報・IR課長である芥川良平氏はこう語る。

「歴史のある会社であるからこそ、真面目で堅いというか、こうした型破りな企業PRを行うことへの社内の反発は多少なりともありました。しかし、古河機械金属の存在を知ってもらい、これからも会社が成長し続けるには、広報にもこれまでにない挑戦が必要であると考えていました。そんなとき当時の社長が『古河気合筋肉』という攻めの企業PRを後押ししてくれたのです」

同社の現社長は常々、「出る杭になれ」と型にはまらずに挑戦する姿勢を鼓舞しているという。社名をもじった「古河気合筋肉」の施策だけでなく、このユニークなショートムービー「カナコのお仕事」や、その主人公・カナコの成長ストーリーも、まさにこの思想を体現し、熱意や行動力の重要性、そして、歴史のある会社の変革を表した施策だ。

 

芥川氏は続ける。

「(古河気合筋肉の)広告実施後の反応は期待以上でした。『なんだこれ!』と初めて当社を知る人の反応だけでなく、元々当社を知る人から『あの古河(機械金属)がこんな奇抜なことをやるなんて意外!』『やるじゃん!』と、立場の違うそれぞれの人から前向きな評価をいただきました。なかでも、古河機械金属が変わろうとしている、という反応には嬉しかったですね」

さらに同社の企業PRは、社外だけではなく社内の意識変革にも役立っているという。

「(古河気合筋肉の施策は)社内の風土にも良い影響を与えていると思います。この施策を見て『こんなことをしても良いんだ!』と、これまでの社風や慣習に縛られない挑戦の大切さや、会社の変化を感じてくれている社員が増えてきて、上手に施策を利用しようと前向きに行動してくれている実感があります」

激しい企業競争の中で存在し続けるには、提供価値の見直しやイノベーションが欠かせない。ただ、その変革の源泉となるのは社員の意欲や姿勢だ。チャレンジへの意欲をいかに鼓舞できるか。古河機械金属の企業PRはその視座を与えてくれる。

老舗企業であり一見まじめでおとなしい印象を持たれがちだが、2025年の創業150周年に向けて「Power & Passion」というスローガンを掲げ、熱意・情熱・力強さ・スピードをもってさらなるステップアップを遂げようとしている古河機械金属。
どう進化を遂げていくのか・・・古河機械金属の今後の挑戦から目が離せない。


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