【10月24日 Xinhua News】中国の香港と珠海(Zhuhai)、マカオを結ぶ港珠澳大橋(HZMB)が23日、開通1周年を迎えた。同日までに、延べ1400万人以上が同橋を経由して広東省(Guangdong)・香港・マカオ3地域を往来し、料金所を通過した車両台数は延べ150万台を突破した。

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 同橋の開通当初は利用者で混み合っていた。珠海辺防検査総站(出入境検査総合ステーション)の同橋出入境検査所の統計によると、珠海口岸(通関地)の通行人数は予想の倍以上の増加傾向を示し、開通から2週間も経たずに、1日当たりの通行人数が延べ5万人の大台を突破した。昨年11月から12月までの出入境者数は、月平均で延べ161万人以上だった。

 同橋出入境検査所を通過した車両数は同日現在、延べ70万台以上だった。昨年10月から今年10月までの車両数は、開通時の1カ月当たり延べ約3万台から現在の延べ約8万台まで徐々に増加した。同橋出入境検査所の何鋒(He Feng)氏は「車両のデータから見て、同橋珠海口岸を通関した車両は中国内地と香港との間を往復するものが多数を占めており、中国内地とマカオとの間を往復する広東・マカオナンバーの車両数も増え続けている」と語った。

 同橋は「一国二制度」の枠組みの下、広東省・香港・マカオ3地域が初めて提携し共同で建設した超大型越境インフラで、計画と建設に14年を費やした。現時点で世界最長の海上橋となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News