【10月25日 Parismodes.tv】仏パリ市内で9月23日から10月1日まで20年春夏パリファッションウィークが開催され、27日には、「イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)」が新作を発表した。

 新ヘッドデザイナーの近藤悟史(Satoshi Kondo)が手掛けた初のコレクションは、エネルギーとポジティブな雰囲気に満ちていた。ダンサーやスケーター、モデルが演じる各シーンを通して、動きやすさ、自由さ、快適さを表現した新しい夏のワードローブだ。

 最初に登場したダンサーたちは、パウダリーピンクとラズベリーピンクのドレス、ジャンプスーツに身を包んだ。服を着ていること忘れてしまいそうな軽やかさが特徴。

 次に登場したのは、鮮やかな色のグラフィックコート、ストラップの付いたパンツスーツやドレス。日中のベーシックウェアをミヤケのタッチで再解釈した。

 スケートボードをする少女たちは、快適で楽しい極薄のナイロンレインコートやパンツ、ジャンプスーツを着て、風を感じながら、動きは制限されない。

 地下から登場した三人の少女は腕を広げ、天井から降りてきた三着のプリーツドレスを体で受け取った。ドレスを着用した少女たちは踊り始め、その動きに合わせドレスが揺れるシーンが、印象的。快適さと、熟練の技術的な側面を絶妙に表現した。華やかな初のコレクションは成功裏に幕を閉じた。(c)Parismodes.tv